北欧式、ヨーロッパ方式、高燃焼効率蓄熱暖炉、クッキング薪ストーブ、ペチカ、ピザ釜、パン焼オーブン等関連設備設計施工    
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エストニア式蓄熱暖炉の炉で薪が燃える様子

北欧式暖炉、関連設備設計施工
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蓄熱暖炉、ペチカ、煙突等に関する質問ページイメージ

北欧式蓄熱暖炉、クッキング薪ストーブ&ペチカ等に関するよくある質問のQ&Aをまとめました


質問1:
北欧式蓄熱暖炉とは何ですか?普通の暖炉や薪ストーブとは何が違うのですか?

回答:
このウェブサイト内で色々解説してありますが、端的に言うと、名称の通り薪等の燃料を焚いた熱を暖炉(の本体等)に蓄熱して利用するタイプの暖炉で、本体は比較的大きくなります。輻射熱を蓄熱して利用する為長時間暖かさが持続し、燃焼効率や燃費が良いので、結果として手間も少なく排気もクリーンなのが特徴です。オープンタイプの壁付暖炉との違いは、オープンタイプの暖炉の蓄熱率はそれ程高くなく火を止めてしまうと多くの場合余り長く暖かさは持続しません。薪ストーブとの違いはサイズと価格、導入のしやすさ等でしょう。薪ストーブは比較的小さいものが多く、その場合薪をが入る量は限られます、そのため長時間の連続運転には手間が掛かります。又本体は主に鋳物やスチール製のものが多い為高温、高負荷で長時間燃焼する事に向かないものが多い(痛む為)。熱伝導率は高く比較的早く温まるのが利点です、ただ蓄熱率は煉瓦等より劣るので使われている蓄熱素材やその質量等によりますが、サイズが小さいとそのサイズに比例してその分早く冷めます。ビルドインタイプの暖炉と呼ばれるタイプは炉(ファイヤーボックス)が鋳物製のものがあり、その場合は鋳物の薪ストーブの一種と言えます。

質問2:
クッキング薪ストーブとは何ですか?一般的な薪ストーブとは違うのですか?

回答:
ここで言うクッキング薪ストーブは本体は煉瓦等で作られ金属や耐火ガラス等のクックトップが備わった調理用のストーブ(暖炉)です、英語と日本語から取った名称です。基本的に床面に直接施工するので施工後は移動できないタイプになります。鋳物やスチール製の薪ストーブとの違いは調理を主な目的としている所と本体の仕様、施工方法や大きさ等が異なります。クッキング薪ストーブ本体サイズは一般的に使用するクックトップのサイズに準じる場合が多いですが、トップを置かずにオーブンのみ等自由に設計は可能なので設置を希望する場所(部屋)の大きさ、デザイン等のご希望等を聞いた上で適切なサイズを決めていく形になると思います。

質問3:
ペチカ、ペチカ複合型モデルとはどういうものですか?

回答:
ここで言うペチカとは本体は煉瓦等で作られた炉で発生した燃焼熱を何らかの蓄熱体に蓄熱して利用する暖房設備です、蓄熱体から火を消してもある程度継続して輻射熱が出るため一定時間暖かなのが特徴です。童謡にもなっているロシア語のペチカは炉も含んだ暖炉本体を意味するようですが日本では炉を分離して含まないものもあり、ここでは炉を含まないタイプになります。ペチカ複合モデルはペチカにクッキング薪ストーブ等の熱源を発する設備をあわせ熱を有効利用するものになります。

質問4:
既に建っている家への設置工事は可能ですか?

回答:
基本的に可能です。具体的な個別のケースにより必用な工事はそれぞれ異なりますのでお問い合わせ下さい。

質問5:
設置する場合の必用な設計や工事、仕上がりはどんなものですか?

回答:
具体的には、暖炉を使用する設備等が全く無い場合は基本的に「基礎工事(必要であれば)、養生作業(必要であれば)、煙突設置工事、屋根工事(煙突を貫通させる場合)、一部内装工事、暖炉等の本体工事」等が考えられます、必用設備が一部等あればその分工事内容は省けます。詳細な工事内容、デザインや仕上げ等は個別の設計により異なります、まずご要望を伺いそれらにそって設計を進めます、施工費用に設計等の費用も基本的に含みますが、一度決まった設計内容を大きく何度も変更する場合は3度目以降は別途設計費用を見積らせて頂き工事費用に合わせて請求させて頂きます。本体に使用する材料は主に煉瓦ですが、自然石、ブロック等も可能です、又表面の仕上がりは煉瓦等をそのまま生かすか、或いは漆喰等で覆うかお好みのタイルを張るという事も可能です、その他にも細かの事はありますが大まかな基本的な工事内容は以上のようになります。

質問6:
既にある暖炉や煙突の修理、改修等は可能ですか?

回答:
基本的に可能です、個別具体的な内容はそれぞれのケースにより異なりますがよほど特殊な設計や仕上げ、材料等を使用していない限り修理、改修は可能です、又既にある暖炉、又はストーブ等を蓄熱型へ改修する事も可能ですし、煙突を改修、又はステンレスの二重煙突にする等も可能ですのでご相談下さい、又その際の費用等は工事内容により異なりますのでお問い合わせ下さい。

質問7:
暖炉を設置する部屋の内装やサイズ、種類等に制限はありますか?

回答:
施工するものの内容、部屋の種類等により様々ですが、蓄熱暖炉やクッキング薪ストーブ等の本体の重量はそれなりに大きく、小さいものでも数百キロ、大きなものは1トンを超えます、その為重量物になるタイプはコンクリート基礎上等丈夫な床面に施工する必要があります、又地面(グランドレベル)に接していない構造の床面への施工は一部の軽い重量のものを除き強度的に不足する場合があるのでその際は補強が必要です。内装の仕様は一般住宅等であれば火気使用室の規制に準じます、住宅以外の規制は関係法令に準じます、(規制を受けない農地の温室等の場合はこの限りではありません)又部屋、設置場所のサイズに応じて適切な大きさの暖炉を施工しますが余りに小さい部屋への蓄熱暖炉の設置は本来持っている機能を十分発揮できないと思われるのであまりお勧めしません。逆にクッキング薪ストーブ(及びペチカ複合型)はキッチン等小さい部屋に向いています、オープンファイアタイプの壁付暖炉はそのどちらとも言えます。又高気密住宅では吸気を屋外から取り入れる仕様にする必要があります。

質問8:
施工期間はどのくらいですか?又施工価格はどの位ですか?

回答:
既存の建物で人が住んでいるのか等現場の状況、建築中或いはリフォーム中なのか、又施工する暖炉のタイプ、工事内容、施工環境、作業人員等により異なりますますが、一例として、アクセスしやすい現場で、資材等の置き場スペース等もあり普通に仕事できる環境で、特に問題も発生せず職人一人が幅1m未満のコンパクトサイズのクッキング薪ストーブ本体のみの施工に限った場合は仕上げまで大体5~6日程度掛かります。又施工価格は施工内容、使用部材等により異なりますが前述のクッキング薪ストーブで標準的な材料、フィンランド製の部材使用の場合基本的な施工価格は36万8千円(税抜、基本的材料等含)~になります。実際の施工時には様々な材料、部材を組み合わせる為価格には多少幅があるので、具体的にはモデル別、種類別、仕上げ方等ご希望を聞いた上でお見積もりいたしますのでお問い合わせ下さい。

質問9:
設置する現場の住所が御社より離れた遠隔地なのですが施工やメンテナンス等は可能ですか?

回答:
出張して現地に滞在しながらの仕事になるので仕事前の下見を含む出張費用の実費をご負担頂けるのであれば基本的に可能です、当然ながら施工前には十分下準備をし施工期間短縮に努め、大よその施工期間が決まりましたら宿泊等に関する手配をお願いいたします、又ご希望であれば当方で宿泊先の手配等も可能です。宿泊等に関しましては柔軟に対応可能ですので状況に応じて色々ご相談に応じます、又施工後のメンテナンス等にも出張料を頂きますがご要望に応じて対応いたします。

質問10:
設置する現場の立地が辺鄙な所なのですが大丈夫ですか?

回答:
状況によりますが、建築物が建ててあり、人が住める場所、或いは人がアクセスできる場所なのであれば基本的に設置工事は可能だと思います、個別具体的には現場を見る等してからの判断になります。又現場の状況により資材搬入等に費用が発生する場合もございます。

質問11:
住宅密集地域なので使用時の煙の苦情が心配

回答:
薪を燃料とするタイプの暖房設備は焚き付け時には必ず煙が出ます、どのようなタイプでもこれは避けられません、特に乾燥が不十分な薪を使用すると燃えにくく煙は多く出ます。蓄熱暖炉やクッキング薪ストーブに限ると、焚き付け時の煙の排出時間は比較的短く、炉の温度が上がり薪が十分に燃焼しはじめると煙の排出は少なくなり、目では殆ど見えない程度になりますが、都会における近所からの苦情等に関しては田舎の様に普段から畑の野焼きの様な煙の匂いに慣れている所とそうでない所では匂いに関する感じ方も違うでしょうし、ご近所づきあい等による所も大きいのでどの様な対応が望ましいのかは一概に言えません。親しい間柄であれば何でもない事が他人同士になると気になるという事はよくあります、ご心配であれば検討段階で予めご近所の方々にご挨拶がてら具体的に尋ねてみるのがいいでしょう。又一番匂いが出る焚き付けの時間を日中の活動時間から夜間にする事も一つの案でしょう。又新聞紙等の紙類を燃やすと燃えカスが出やすいのでその点も注意が必要かもしれません。

質問12:
使用する薪に制限はありますか?

回答:
蓄熱暖炉、クッキング薪ストーブ、一般的な暖炉、どれも特に使用する薪の制限はありません。木の種類により薪の性質は異なるのでそれらの特徴を理解して使用するとより良いでしょう、当然ながら薪は十分乾燥させる必要があります。

質問13:
使用時に部屋に匂いがこもったりしませんか?

回答:
煙突の性能や仕様等にもよりますが薪を燃やすので多少は煙の匂いは出ます、又煙の匂いが多く出るのは焚き付け時ですが、十分乾いた薪を使用し、正常に焚き付けを行えば適切なドラフトが生じて煙は略炉内に吸い込まれて部屋内には略もれないので殆ど匂いはしません。その後薪の燃焼温度が上がると煙の発生は略なくなります。慣れれば短時間で焚き付けられる様になるので匂いは略気にならないでしょう、但し換気扇等の使用は室内減圧を生み煙の逆流等を招く事があるので暖炉設置後の使用時には適切な換気、ドア等の管理等の注意が必要です。

質問14:
使用中に危険になるような状態はありますか?

回答:
適切に施工されたもので適切に使用していて危険な状態になるという事はまずありません。大切な事は使用する蓄熱暖炉等の状態を常に正しく把握する事です、例えばしばらく使用していない期間がありシーズン前に初めて使用する場合は煙突に鳥等が巣を作っていないか等煙突、煙道の状態を確認する、シーズン後の使用していない暖かい時期の間に炉や煙道の本体、特に灰や煤等が残っているとそれらに水分等が多く含まれている場合があるので、シーズン時の最初に火を入れる際は複数日に分けて徐々に焚いて水分を飛ばす等が必要になります。当然ながら煤払い等の掃除は適時行う必要があります。

又客観的に危険な状態というものをそれぞれ定義するのは容易ではありませんが、あらゆる状況を想定して、一般的に当てはまる代表的な危険な状態を一部上げると、密閉された部屋で使用中に不完全燃焼が生じそれが部屋内に漏れる事による一酸化炭素中毒、不適切な使用方法による本体等の破損等とそれを起因とした排気漏れ等の二次的な不具合、長期間煙突や煙道を掃除しない事等による燃焼不良或いは煙突内の二次火災、不十分な内装断熱工事等による低温炭化現象による火災、クッキング薪ストーブで調理中に何らかの原因で熱源に油がこぼれる等して引火、不適切な燃焼等により耐熱ガラスが耐えうる温度以上の熱等を受け破損、等々が上げられると思います、いずれも適切に準備、使用、メンテナンス等をすることで避けられるものです。

又通常の地震等では特に問題は無いと思われますがめったに来ない大きな地震等で問題になる可能性があるのは大きな揺れにより本体の目地割れ等が起きた場合炉や煙道等からの排気漏れ等があり得ますが、二重構造の場合はその危険性は低くなりますし、仮に二重構造でないものでも目地の修復は十分可能なので有償、又は無償で修復に最善を尽くします、そういう部分的な修復も煉瓦積みの場合は可能です。又そういった大きな地震が起きた際に暖炉を使用している場合は慌てず騒がず部屋のドアを開けたり、換気扇を回す等して換気だけを注意して火が自然に消えるのを待ちましょう、炉が熱い状態の時に消化の為に水等を使用すると炉や耐火ガラスなどが破損する場合があるので注意が必要です、無理に何かをする方がより危険な場合もあるので燃えている薪等は炉内に留めておき自然に消えるのを待つ方がむしろ安全です。

蓄熱暖炉本体とは関係はありませんが、2011年3月11日の原発事故以降東日本の多くの土地は放射能に汚染されたため関東や東北等で生産された薪を使用した場合焼却灰の中に高度に濃縮された放射能が出る場合もあるので取り扱いには注意が必要です。国の基準としては暫定的に?キログラム辺り8000ベクレルというかなり高い値のものまで一般廃棄が可能です。かつては焼却灰を肥料として畑に使用する等は当たり前でしたが現在はその辺りも注意が必要でしょう、ご希望であれば有料になりますが出張して放射能ガイガーカウンターによる測定も行っていますのでご相談ください。

質問15:
煙突の煤掃除等メンテナンスは自分で出来ますか?

回答:
可能です。但し汚れないようにするには十分準備をしておく事が大事です。又有料で作業を代行する事も可能ですのでお問い合わせ下さい。

質問16:
暖炉等の設置に法的な規制はありますか?

回答:
法的な規制は建築基準法にある火気使用室の規制、消防法、各自治体の条例等になります、ご自身がお住まいの地域がどのような条例があるか等確認すると良いでしょう。

質問17:
施工に関する保証は?

回答:
基本的に工事完了、又は引渡しから3年の間に通常使用状態における当方施工の瑕疵が原因で不具合が生じた場合に無償で不具合箇所を補修いたします。

質問18:
火災保険の料金に差は出ますか?

回答:
基本的に差はありません、ただオール電化等特殊な割引の適用を受けている場合等は変わります、詳しくは契約の保険会社にお問い合わせ下さい。

質問19:
どんな気象条件でも使用できますか?

回答:
焚き付け時の気象条件、特に風向きと煙突周辺の気流が一番大事です、強風でドラフトが起こりにくい場合等は注意が必要です。ドラフトが起こりにくい恐れがある場合はドラフトが起き易い方法で焚き付けるか、煙道を熱してドラフトを起こしてから焚き付けるようにするといいでしょう。

質問20:
煙突内に雨水の浸入が心配なのですが。

回答:
煙突上端部に煙突トップ、ウェザーカバー等を取り付ける事で略雨水の浸入を略防げます。







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