北欧、エストニア式高燃焼効率蓄熱型暖炉の設計施工、その他クッキング薪ストーブ、ペチカ、ピザ釜、オーブン等関連工事請負
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大型蓄熱型暖炉修復作業過程

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北欧式蓄熱暖炉その2 エストニア式蓄熱暖炉&オーブン付
エストニア式蓄熱暖炉の特徴

エストニア式の蓄熱型暖炉は隣国のフィンランド等のスカンジナビア地域、ラトヴィア、リトアニア、ロシア等で見られる蓄熱型の暖炉や北米等でも普及しているMasonry heaterと原理的には同じで基本的な構造は似ています、そんな中でそれぞれの地域等で設計方法や仕組み等細かな部分で違いや個性が見られます。

又ヨーロッパのEU統合で物流が盛んになり容易に各種の資材や部品等が供給されるようになるに従って各国独自のものは少なくなりつつある印象ですが、エストニアではエストニア独自の形状の蓄熱暖炉用専用タイルで仕上げている暖炉やそれをベースにした設計等独自のデザインも広く普及しています。当方で施工する「エストニア式蓄熱暖炉」はエストニアで普及している一般的なものをベースにしているので区別する意味でこのモデルをエストニア式の蓄熱暖炉と呼んでいます。

エストニア式蓄熱型暖炉

そのエストニア式蓄熱暖炉の特徴はフィンランド式にも共通している部分でもある薪を燃やす炉(火箱)と室内を隔てるドアが付き、伝統的なものは中央にハンドルが付いた鋳物のドアが付くタイプが多くそれには耐熱ガラスはつきません、燃料を焚いている最中は内ドアを閉め外ドアは開けた状態で使用します。又最近はドアを閉めた状態でも炉内が見える耐熱ガラス付のタイプも増えています。基本的に炉のドアは一つのものが多いですが暖炉本体が複数の部屋にまたがる等部屋毎に仕切られた場所に設置する場合等複数の炉のドアを付ける事も可能です。

エストニアで普及している一般的な蓄熱暖炉のタイプは一般的な住宅の部屋のサイズで快適に過ごせる20度前後の温度に達する程度の燃焼(外気より一定程度屋内が暖かい場合は2~5時間程度)では暖炉本体の表面温度は炉周辺の金属部分等を除き構造的に触れて暖かい程度までの上昇なので火傷する危険性はありません。又北欧式蓄熱暖炉の機能を十分発揮させるには部屋の適切な断熱処理が欠かせません、快適性や効率性、経済性を考えれば部屋の断熱処理もしておく方が望ましいです。

エストニアの鋳物製暖炉のドア

主に炉の上部に延びる煙道の形状は複数あり、その長さ、本数等は暖炉本体の規模と煙突の接続方法等により異なります、又その構造上本体の幅を狭く、縦長なデザインにする事も可能で、スペースが多少限られている場合等でも設置できるタイプになります。フィンランド式と同じ様に本体の仕上げは専用タイルや煉瓦、石等様々なものがあり、本体の形状は長方形を基本に横長、縦長、丸みを帯びたもの、壁付き暖炉の様に設置する部屋の壁の一部として作られたもの、ベンチが付いたもの、細部が装飾されたもの等デザインの自由度もあり伝統的なものと新しいものが融合した個性的なデザインの暖炉も存在します。オーブンを取り付ける事も可能で、オーブン自体のサイズは暖炉本体の大きさ等により異なります。

フィンランド式同様エストニア式蓄熱型暖炉も薪、炭等木質系のものを基本的な燃料として使用し、薪の種類は特に問いません。吸気口で燃焼用の空気流入量の微調整が行えるものを備えていれば一定程度燃焼速度の加減が行え、煙道端部等に取り付けられた排気用ダンパーで消火後の熱損失を抑える事が出来ます。 出力熱量もフィンランド式と同様に設置する部屋のサイズや断熱性能等に応じて算出された数値に照らして、一度に燃焼できる薪の最大量を元に炉の適切なサイズ等を決めています。

一番効率が良い設置の仕方は暖炉本体を家の中心、又は複数の部屋にまたがって設置する方法ですが、構造上、或いはデザイン的にリビング等に単独で設置したい場合等は部屋のサイズと設置場所を考慮し暖炉本体、炉のサイズを決めるのが良いでしょう。

再度簡単に一般的エストニア式蓄熱暖炉の基本的な特徴を説明すると

エストニアモデル蓄熱型暖炉

上の画像の説明にもありますが、、

  1. 蓄熱暖炉本体前面等の幅はスリムに出来る為限られた場所に適している。

  2. 煙道の煤払い、点検用ソートフラップ(掃除窓)は煙道の構造等により様々。

  3. 煙道の構造上背を高くする事に向いているので、かなり背が高いタイプも可能。

エストニア式蓄熱暖炉の代表的な参考仕様(材料、設計等により仕様は変化します)

エストニア式蓄熱暖炉正面、側面仕様入りイラスト




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